セロー&トリッカー
2020年 セロー250もトリッカーも、ファイナルモデルとなってしまいました。
ヤマハのサイトで、セロー250とトリッカーが生産終了モデルと告知されました。
セローもトリッカーも完売となりました。
2005年発売のキャブ仕様のセロー250、2008年発売のFi仕様のセロー250についての記事は、ページ下方にございます。
タンデムが得意とする セロー250 を紹介します
オフロードで楽しく乗れる仕様に改良された試乗車ありますので、乗りに来てくださいね
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「セロー250とトリッカーって、どっちが良いの?」ってブログ記事はこちらに。
「タンデムのトレック仕様フルスペックだと、いくらなの??」ってブログ記事はこちら。
2018 新型セロー250
2018/8/31 約一年のブランクの後、排ガス対策を施されて新型セロー250が発売になりました。
タンデムはデモ車を新型に入れ替えました。2週間ほどはノーマルで乗っていましたが、もうすでにオフロードで楽しめるスペシャルな仕様にしていまいました。
さて、2017年モデルまでとの違いはあるのか?ですが、第 3次排出ガス規制に対応した以外はほとんど変わりません。車体関係は全く変わっていないので、乗った感じは当然変わりません。エンジンのフィーリングが少し違うけれど、多くの人がほとんどわからないレベルだと思います。乗り換えながら比べれば少し違うけどね。
でもまぁ実際には、エンジンは元気になっていて、レブリミッターもきくのが遅いようですね。なので、普通に乗って楽しいです。でも、エンスト寸前のような極々低速は、前のモデルより頼りないですね。トレック時のようにスロットルを小刻みに操作するようなときには低速でたまにくしゃみをするようなことがある。一般的な使用でなら、良いことの方が多いですね。
お値段が高くなったのと、少しだけ重くなった(乗ってもわかんないけどね)こと以外は何も悪くなったところは無いんで、安心して新車買ってください(タンデムでね)。
タンデムのSplセローの紹介 2018/10/20加筆
オフロードを楽しくってことが最優先です。だけど、そのほかの場面をすごく我慢しなくちゃいけないってのはダメなんで、オフは超快適、それ以外も普通以上に快適ってのが目安。荷物満載のロングツーリングってのは考えに入っていませんけど、ご相談いただければ対応できます。
普段乗りの街乗りや林道走行などはこのままでOK、よりトライアル的な遊びや難所に行くトレッキングなどはハンドルの取り付け角度やドライブスプロケの変更だけで大丈夫といった、オールマイティーな仕様です。
今回、もう一つテーマとしたことは、「できるだけ加工しない」ってことです。部品の変更や調整だけで出来て元に戻すこともできるってことにもこだわりました。このページを見ている方が参考にしやすいようにです。でも、トータルで乗り易いいい状態にセットアップするってのはタンデムが培ったものがありますので、部品を替えれば同じになるってものではありません。やはり、タンデムにお任せいただくんが一番いいと思いますよ。
タイヤは当然のごとくIRCのTR011ツーリストです。もうねぇ、これ以外の選択肢はないですね。
スプロケは通常は14-48で使用しています。これで、普段乗りも林道もOK。トレックで使うときには12-48にします。それならチェーン調整だけで済みますからね。
林道やトレックルートで試走したインプレもブログにあります。
林道 トレックその1 トレックその2
ハンドルは、ZETAのCXバー(Super Moto-Low)を選択。
前のセローではレンサルのカーマイケルを使っていましたが、野崎選手がセローに使っていたので試してみようというのが今回付けてみた理由。
形状が良くて乗り易いです。普段乗りとトレッキングでは、取り付け角を変更して乗ります。トレッキングやトライアルでは、垂直より前に起こします。
ただ、ZETAのハンドル、バーのクランプの締めがあまくて音がしたりするだよねぇ。まぁ締めればいいだけのことだけど、もうちょっとちゃんと出来ないのかな?。
グリップゴムは、レンサルのTRグリップのハード。樹脂のバーエンドを付けています。アルミのハンドガードは、私的に大嫌いなので使いません。
NISSINブレーキマスターを装着。YZ250FのマスターにストップSWを取り付けて公道仕様にしています。ブレーキホースとセットでキットとして販売しています。
柔らかめなタッチでコントロールしやすく、すごくよく効きます。前のセロー250もMyトリッカーもこれを使っています。必須アイテムだね。
クラッチは油圧が必須。エンジンの熱や、ステアリングの切れ具合でレバーの遊びが変わったりしないで常に同じ位置で切れて繋がるので、すごく使いやすいですね。
MAGURAの油圧クラッチキットを、タンデムオリジナル仕様(マスターシリンダーのピストン径が通常ラインアップのものとは違います)で使っています。
これも、前のセロー250やMyトリッカーでも使っています。油圧じゃなきゃ乗りたくないし。
フリクションディスクの組み合わせを変えて、クラッチスプリングはWR250Rのものにしてクラッチスプリングリテーナーを組んだ。ジャダースプリング(クラッチボススプリング)は外した。
上級者がヒルクライムなどで高回転で半クラを使ったり、初心者が難所でスタックしてもがいたりすると焼けちゃってつながりがあまくなったり、ひどい時ははがれちゃったりすることがあるので、つながりと耐久性を考えて対策してみた。
はがれたりするのは、多くの場合は奥から2枚目か手前から2枚目のコルクのフリクションなので、中4枚をペーパーベースの5DH品番のフリクションディスクに変更。クラッチスプリングはWR250Rのものに変更、高回転での半クラ時にディスクやスプリングが踊ったりしないようにクラッチスプリングリテーナーを装着。
これに関するブログ記事はこちら。
2019/8/30現在は、中4枚がWR250Rの3XJ品番になっています。こっちのほうが、つながりが良い感じ。
気持ちよく軽快に回るようになります。全体的に振動も軽減されます。乗ってて気持ちいですよ。
前のMyセローにはSP忠男をフルエキで使っていて気に入っていましたが、同じもの使ってもなぁってのと、忠男のサイレンサーのデザインが嫌い(性能は好きなんだけどねぇ)なので、今回はMyトリッカーに使っているタンデムオリジナルチタンショートを触媒付きで選択。
セロー250やトリッカー用のサイレンサーって少ないんですよねぇ。セロー250に取り付けできますってのならたくさんあるんですけどね。リヤフェンダーに排気が当たって煤けてしまうのとか、ナンバーに排気が当たって変な音がするとか、ウインカーを移設したほうが良いのとか、取り付けが2か所ではなく後方1か所だけってのとか、爆音君は、私の選択肢には入らないのでねぇ。
ノーマルのもさっとした感じも悪くないんですが、やっぱりもっと元気が良い方が楽しいですからねぇ。楽しい、気持ち良いって、めちゃめちゃ大切だもんね。
エキパイは、今回、細めで長めってのを選択予定ですが、まだO2センサー対応は発売されてないんでね、しばらく待ちだね。
極々低速の頼りなさを何とかしたくて、エキパイを替えてみました。フルロックターンなど極々低速でなおかつ半クラも使うような場面や、上りでひっかりそうなときに「コッコッコ」ってエンストしそうな場面、もうちょっとトルク感があると安心なのになぁってのがあったんですねぇ。まぁもうひとつ、すぐ錆びるってのも気に入らないんですけどね。
狙った部分はずいぶん良くなりましたんで、それはOK。で、このエキパイ、ずいぶんマイルドな感じですね。もうちょっと元気良くても良いかなぁって思いますが、乗りやすいんでまぁいいかな。
ノーマルエキパイとほぼ形状が似ていて長い力造のエキパイも使ってみたいんですけどね。近々発売されるでしょうから、その時考えよう。
dB'sのEX2エキパイも試してみました。MyトリッカーにはこのEX2を使って気に入っています。新型との相性も確認したかったのでね。こちらの方が、EX4よりパワフルで荒々しいかな。
元気よくガンガン走りたい向きです。トリッカーに使ってるからセローには使わないけどね。
前のMyセローにはTGRを使っていました。Myトリッカーには、オーリンズのリザーブタンク無しを使っています。なので、今回はもっと良いのをってことでチョイス。しっとりしなやかで、すごく乗り易いです。ダンパーも圧側も伸び側も両方調整できます。車高調整も可能。
スプリングイニシャルや車高調整も、私の好みに調整してセットしています。
リザーブタンク無しと同じダンパー設定ではないので、単純にタンクの有る無しの違いではありません。荒れた林道やフラットダートや舗装路のワインディングでは、リザーブタンク付きのほうが良いなぁ。。やっぱ、高いだけのことはあります。でも、トレッキングやトライアル的な使い方しかしないMyトリッカーに付けるんならリザーブタンク無しの方を選ぶかなぁ。
前のMyセローやトリッカーには、PDバルブを使っていました。今回新しい試みで装着。これの良いのは、フォークを分解しなくてよくて加工も要らないことです。コンプリートで買うと、フォークスプリングのイニシャル調整もできます。ただ、トレッキングやトライアル的な使い方に設定はされてないようで、付けた最初は「こりゃぁ乗れんわ」だったんです。で、オイル粘度や油面、スプリングイニシャルの調整などを何度かしてセットアップ。「これなら良いんじゃん」ってレベルに出来ています。
フォークスプリングのイニシャル調整も変化がはっきりわかって面白いです。林道やワインディングをガンガン走るようなときは、ほんの少しだけ締め込んでやるとすごく良くなりましたねぇ。これは、早朝トレック常連さんにも体験してもらいましたが、びっくりしていましたよ。
この部品は初めて使うので、今後試行錯誤してセッティングが変わっていく可能性もあります。
で、トータルでどれだけ乗り易く、どれだけ楽しく乗れるようにセットアップできるかが重要でね。ハンドルの取り付け角からレバーのセット位置などの乗車姿勢のセットから、サスペンションなど車体姿勢の調整、遊び方や使うタイヤや乗り手のレベルによって、最良ってのが少しづつ変わってくるって思いますから、そこはタンデムにご相談いただく(もしくはお任せいただく)のがお勧めです。
私が以前(2018/8月まで)乗っていたセロー250の紹介
お山遊び用にはSplフルサイズトリッカーがあるので、セロー250は普段使い用として楽しく乗れる仕様にしています。
セロー250のノーマルってのがこの仕様なら良いのに。。
詳細は、ブログに載せています。9/9加筆 →こちらから。。
セロー250の各部のつくり と タンデムの新車納車整備 の紹介
当店でお買い上げいただたセロー250が、
お客様にお渡しする前にどれだけしっかり整備されているかを、
ここではご紹介しています。
05年セロー250発売当初のノーマル状態のインプレッションや
08年のFi化された後のインプレッション
オフロードで楽しい仕様に改良されていく過程でのインプレッション
どうか参考にしてください。
【こちらから】
オフロードで楽しく乗れるようにするには、
どんな改良をしていったらいいか、参考になることが満載ですよ。
【トレッキング仕様はこちらから】
【快適林道仕様もできます】
タンデム独自の改良点もご紹介しています。
現在の仕様は、「乗ると、ちょっと世界が変わっちゃうかも」
ってくらい良くなっちゃってます。本当のカモシカに変貌してます。
【杉浦スペシャル】