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タンデム杉浦のFiセロー・トレッキング仕様の紹介 11/02/17現在 11/06/15現在 12/05/26現在

セロー250を “タンデム トレッキング仕様” にしていきましょう≫のページに、
これまでのトレッキングに適した仕様にしてきた過程を紹介していますが、
2010年11月3日現在での私のFiセロー250の仕様をまとめて紹介してみましょう。

全体写真

ぱっと見に替わってるって思われるのは、
フロントのダウンフェンダーと、サイレンサーくらいでしょうか。

ちゃんと正真正銘のカモシカに変貌していると、
自信持って言える仕様です。


詳細な内容は、
セロー250を “タンデム トレッキング仕様” にしていきましょう≫のページをご覧くださいね。

モデファイ後のインプレッションはこちらに。

バッチリ整備済みが大前提ですよ、当たり前だけど。
いじってたって整備不良じゃ何の意味もない。

なんと言っても、タンデムの自慢のサスペンションでしょう!
「優れた路面追従性を可能にした、しなやかなフットワーク」てのが、カタログのうたい文句です。

しかし、残念ながらノーマル状態ですと決してオフロード向けセッティングとは言い切れず、どちらかと言えばオンロード向けのセッティングになっているのが実情ですね。
ダンパーが効きすぎなんですねぇ。

リヤは、OHしてシムを組み替え、オフロードでの優れた路面追従性を可能にしました。

通常仕様は、ノーマルスプリングですが、
私のはワンオフでつくった、ほんの少しだけバネ定数の違うスプリングを使っています。
バンプラバーも少し大きめのをつけています。
Fサスペンションは、フォークスプリングをバネ定数の違うものに替え、オイル粘度も変更して、路面追従性を上げています。


リヤサススプリングのイニシャル調整と、フォークの突き出し量の変更で、車体姿勢を適切にしてトレッキングにあったハンドリングにしています。
すごく良ターンがしやすくなっています。オンロードのワインディング性能も良好。


このスペシャルサスペンションがなければ、タンデムのトレッキング仕様は成り立ちません。

この前後サスは、トレッキング目的だけでなく、林道走行や街乗りにも、ほとんどの方々にめっちゃお勧めです。
2人乗りをされる方にはあまりお勧めできませんが。
私のフロントフォークには、通常仕様からさらに性能を上げるべく
ゴールドバルブカートリッジエミュレーターを装着しています。

カートリッジ式ダンパーのサスの性能に近いすぐれた性能を実現。


タンデムのスペシャルサスペンションは
正真正銘嘘偽りなしに
「優れた路面追従性を可能にした、しなやかなフットワーク」
になっていますよ。


ライディングポジションもすごく重要です。
ハンドルは、トライアル用ハンドル(レンサルの4.5インチ)を使っています。
幅は、私の好みで短めの770mmくらい。。

トレッキングやトライアル向けなら、トライアルハンドルがおすすめ。

林道ツーリングなどが主ならば、モトクロスタイプという選択肢もありでしょう。
グリップゴムもワッフルのないトライアル用を使用。

林道メインでならば、ノーマルのようなハーフワッフルタイプがおすすめかな。

樹脂のグリップエンドも装着してます。

端のワイヤリングは、転倒時にグリップゴムがめくれてしまって泥や水が入って動くようにならないようにですね。
ハンドルの切れ角も、めいっぱい増やしています。
フォークがフレームに当たってしまわないギリギリまでストッパーを削っています。


’12/05/26

ZETAのハンドルクランプキットで、ハンドルの取り付け位置をノーマルのよりも10mmほど前に変更。
すぐ下にあるバックステップとで、ライディングポジションを最適化。
より急な上りで良い姿勢で乗れてグリップさせやすく。
フロントアップやウイリーもしやすく。

狙い通りバッチリ効果絶大。


ステップ位置もライディングポジションには重要
通常のトレック仕様は、レアルエキップのワイドステップを使います。


私のセローは、エクセル製のもので(受注製作)
トレッキングやトライアルごっこ重視のステップ位置に変更しています。

ノーマルステップ位置よりも、ステップ後端で60mmバックしてます。

シフトペダルも、できるだけ障害物に当たらないように加工。


ステップから遠くてシフト操作がしにくいと思われるかも知れませんが、
こんなものは慣れちゃえば、なんの問題もありません。
虎車に比べりゃ、はるかに操作しやすいし。
右側も同様(当たり前だね)

通常仕様のブレーキペダルは、レアルエキップのステップに合わせて位置調整出来るよう加工しています。

私のブレーキペダルもステップ位置に合わせています。
短くなり過ぎて大きくタッチが変わってしまうので
レバー比も変更して、ブレーキタッチに違和感が出ないようにしてます。
オフセットを減らして内側に寄せています。


トレッキングでは、タイヤと減速比も重要ですよね。
タイヤは、当然のように、IRCのTR011ツーリストです。

このタイヤ以外考えられませんね。

はっきり言って、
タイヤと減速比で世界が変わります
2次減速比は、14−55です。 

ちなみにセロー250のノーマルは、15−48ですね。

スプロケットアダプターを製作し、スチールの55Tを装着。

私が造った5年後の今年、スプロケットキャリヤっていう商品も発売になりましたね。


11/06/15現在 13−56です。
リヤ56Tにしたのは、リヤアクスルの位置を変えたくなかったためです。

フロントには、ビートストッパーを装着。
比較的緩みやすい標準のUナットを、少しでも緩みにくいようにフランジナットに変更しています。


アンダーガードがなけりゃ、お山で遊べない。
ぱわぁくらふと(力造)製を使っています。

純正は高価すぎだし弱い。

DFのは共鳴音がうるさすぎ。それに、サイドのプロテクションは要らないし。


エンジン内部には手を入れずに乗りやすく
NAG製クランクケース内圧コントロールバルブ
NAG01-12SS(スポーツ)を装着。

安いパーツではありませんが、効果には満足。

 ’11/02/17
NAG01-12R(レース)に変更

激変に感激。すごく良い、私好みだなぁ。。
より一層軽快になりました。
dB’s製のサイレンサーを装着。

排気が、リヤフェンダーやリヤウインカーに当たらない、唯一と言って良いFiセロー専用サイレンサーですね。

内圧コントロールバルブとあいまって、良い特性になっています。。
お気に入り。。すぐ凹むのは、さびしいけど・・しょうがないね。。


操作系も重要です。
セロー250は、ディスク径が大きくなって制動力は十分なんですが、
より操作しやすいように変更しています。

Fブレーキマスターシリンダーをトライアル車では標準のAJPに。

ピストン径とレバー比の関係で、ムッチャ良く効くようになります。
ブレーキホースはステンメッシュに替えないと、タッチがスポンジーで使い物になりません。

パッドはノーマルです。

急な下りも指1本で楽勝。


クラッチってすごく大切
じゃぁぁん  油圧クラッチです。

抜群の操作性です。

エンジンのヒート具合やステアリングの切れ角によって遊びが変わらないので、
常に同じ位置で切れるし繋がるし、操作も軽い。

操作の軽さだけなら、ワイヤー式でもまめにメンテしてれば維持できるんですが、
状況により遊びが変わってしまうのはどうしようもありませんからねぇ。
スレーブシリンダーが短いワイヤーを引っ張るような汎用のセミ油圧クラッチとは違い、
直押しタイプなので、タッチがいいんです。。

これも、ステップと同じエクセル製。

フリクションディスクは、2枚ペーパーベースの物が入る’08後期タイプにしています。
(’08前期モデルまでは、6枚すべてコルクベースです。)


Fタイヤが通る位置がわかるってすばらしい。
ダウンフェンダー化

感動的に走りやすくなりますねぇ・・。

取付は簡単、ノーマルの下側フェンダーにトライアル車のFフェンダーを切ってリベットでとめただけ。


足付き性は重要だ。。
短足の私には必須だ、思い切りアンコ抜き。
ツートンカラーのレザーもきらいなので張り替えも。

スタンディング時の体の移動量も多くできるので、それも良いね。


荷物は積まないけど。。
キャリヤは、荷物を積むためではなく、助けてもらう時に掴みやすいようにつけてるんです。

テールライトのガードの役目も。。


細かいことなんだけど・・・
段差越えなどで、テールが動いて音がするんです。
これは取付上の問題なので、全車出ますよね。

うっとうしいので縛っちゃえ。


余計なお世話のサイドスタンドSWは取っ払っちゃって、

スプリングのリンクも使わない仕様に。。
トータルでいかに乗りやすくするかが大切なんです。軽量化なんてしてないけれど、乗るとすごく軽快です。常に良い状態に整備してあって、いろんな操作が軽く確実におこなえる。自分のイメージに出来るだけ近い動きをマシンがしてくれないとね。

セロー250が発売されて以来培ってきた沢山のノウハウで、貴方仕様に仕上げることができます。

もちろん、トリッカーに活かせるノウハウもたくさんあります。。

ノーマル車だって、ポジションを合わせたり、レバーやペダルの位置を合わせたり、ちゃんと整備することで見違えるように乗りやすくなるんです。

さぁ、今すぐタンデムへ、Go!!